人は本能的に浮気をする生き物

人間には浮気をする遺伝子がある?

人は本能的に浮気をする生き物なのか

「浮気は誰かを不幸にする」と言われるように、最後には誰かが必ず傷つく行為です。
家庭を崩壊させたり周りからの信用を失う可能性があると理解しているはずですが、人はどうして浮気をしてしまうのでしょうか?
交通事故はどれだけ気を付けていても過失で起こしてしまう可能性がありますが、浮気は本人の意思で故意に行っている行為です。つまり、本人の意思行動次第で浮気は100%防げる行為でもあります。

浮気をするにはさまざまな理由がありますが、一つの原因として「人間が生物学的に浮気をする生き物」だからなのかもしれません。
人間も動物の一種であるのなら、動物と同じくDNAに刻まれた本能に従い行動をしていても不思議ではありません。本能的に人が浮気をしてるのなら、多くを失うと理解していても浮気をしてしまう理由の説明が付きます。

人間に浮気をするDNAがあるかは分かりませんが、本能に従った動物の行動から人間の本能が分かるかもしれません。
人は本能的に浮気をする生き物なのかを考えてみましょう。

❏【 目 次 】 人は本能的に浮気をする生き物

1 遺伝子の基礎知識
  1-1 遺伝子とは?
  1-2 遺伝子情報には本能的な行動が含まれる

2 人間は遺伝子によって浮気する?
  2-1 特定の相手としか性行為をしない生物は少数派
  2-2 一夫多妻制を認めている国がある
  2-3 日本で一夫一妻制が採用されたのは明治になってから
  2-4 不特定の相手との生殖行動は生物学的に優れている
  2-5 恋愛感情が2年しか継続しない遺伝子がある

2 浮気を肯定できない理由
  3-1 人間社会にはルールがあり守る義務がある
  3-2 浮気は誰かが必ず傷つく行為である
  3-3 動物とは異なり人間は理性を持っている
  3-4 人間社会では一夫一妻制が適している

4 まとめ

1 遺伝子の基礎知識

人間からは人間が生まれ猫からは猫が生まれるのは、遺伝子を受け継いでいるから同じ生物が誕生するのです。
また、親子で顔や体格が似るのも遺伝子の影響ですし、性格や病気のなりやすさも遺伝子の影響を受けていると言われています。
その他にも、生物が生存し子孫を残すために必要な情報が遺伝子で受け継がれているからこそ、現在も様々な生物が生存しているのではないでしょうか。

遺伝子は姿や形の情報が受け継がれるだけでなく、私たちが本能で行動する目に見えない部分も大きな影響を受けています。
人類が戦争を繰り返したり人と競い合ったりする行動も、遺伝子による本能に基ずく行動の一つと言われています。また、地位やお金を手に入れたいと思う欲望、子どもやペットをかわいいと感じる愛情、異性に対する恋愛感情も遺伝子による影響を受けています。
極端な言い方をしてしまうと、「人間は遺伝子に支配された感情によって生かされている」のかもしれません。

1-1 遺伝子とは?

遺伝子とは生物をつくる設計図に相当しDNAと呼ばれる物質からできています。
DNAは細胞の中の核に一個づつあり長い鎖の形をしており、たった4種類の塩基で遺伝情報の全てが書かれています。塩基とは遺伝情報を表し、A(アデニン)、T(チミン)、G(グアニン)、C(シトシン)の4種類があります。
人間のDNAは塩基が30億個もつながった鎖状の超巨大分子で、1つの細胞にあるDNAの長さは2メートルにおよびます。
アデニンはチミンとシトシンはグアニンと必ず向かい合って結合し、らせん状にからみ合った2本の鎖状の構造をしています。
そして、このDNAには私たち人間を作る情報が書き込まれています。

1-2 遺伝子情報には本能的な行動が含まれる

遺伝として受け継がれる情報は、人間の体を作る情報や親から子に受け継がれる身体的特徴だけではありません。人が生まれ持った本能や本能的な感情も遺伝子により引き継がれています。

ふ化しウミガメが海を目指し生まれた鳥が動く生き物を親と認識する行動は、経験で手にする習得的行動では説明が付きません。動物には生まれながらに持っている不思議な行動能力がたくさんあり、遺伝子で受け継がれた本能的な行動と考えられています。そして、本能的な行動は動物だけではなく人間にも備わっています。
人間社会の浮気とは、生物にとって最も重要な行動の一つである生殖行動と密接に関係しています。そのため、浮気は本能に基づいて行われている行動であり、遺伝情報に含まれていたとしても不思議ではありません。

私たちが生まれながらに持っている感情は、ノルアドレナリン、セロトニン、ドーパミンなど神経伝達物質の働きで起こります。そして、神経伝達物質の反応のしかたは、遺伝子による影響だと分かっています。
怒り、悲しみ、憎しみの感情はもちろんですが、恋愛感情も遺伝子によって引き起こされている感情です。
人間の三大欲求である「食欲・性欲・睡眠欲」は人間が生存し子孫を残す上で重要な欲求であり、生れながらに遺伝子に刻まれている人間の本能の一つです。

2 人間は遺伝子によって浮気する?

人が感じる感情や欲求は、経験から得た習得的行動では説明ができずDNAに刻まれた本能が影響しています。
食欲や睡眠欲が本能に基づく欲求であるのと同じで、生物にとって最大の目的である遺伝子を残す性欲も本能の影響を受けています。また、人間の場合には性欲と密接に関係している恋愛感情も、本能によて引き起こされる感情であっても不思議ではありません。
多くの人間が浮気をする理由の一つとして、人間には本能的に浮気を求める遺伝情報があるのかもしれません。

そもそも、浮気を否定する考えは近代になり人間が作り出したに過ぎず、浮気を否定する考えが本能と一致しているとは言い切れません。
人間が本能的に浮気をする生き物なのかをさまざまな角度から考えてみましょう。

2-1 特定の相手としか性行為をしない生物は少数派

人間も動物の一種であり、遺伝情報の多くは他の動物と類似しています。
人間とネコはDNAの90%ネズミとは85%が類似しており、全く姿が異なる動物でもDNAの多くは類似しています。
他の哺乳類と人間の遺伝子も多くの部分で一致しており、人間と他の動物はDANによる行動も一致していも不思議ではありません。

人間と同じ哺乳類の仲間を見てみると、一夫一妻の形をとっている動物は意外にも少なく哺乳類全体の3~5%しかいません。残りの大部分の哺乳類は一夫一妻の形を取っておらず、複数の相手と交尾をする生物が圧倒的に多数派です。
人間の世界では常識である一夫一妻制は、動物界全体を見渡すと特殊で少数派なのです。
人間にDNAが最も近いと言われるサルの仲間では、チンパンジーは乱婚的、ゴリラは一夫多妻、テナガザルは一夫一妻です。遺伝子が人間に近いサルの仲間でも一夫一妻ではない種が多いのです。
一般的に一夫一妻であるテナガザルも浮気で破局する夫婦がおり、生涯に渡り同一の相手としか交尾をしない動物は非常に少数です。

オシドリ夫婦とも言われ、鳥類の仲間は一夫一妻制を取っている種類が多いです。
鳥類の多くは夫婦で協力して巣作りや子育てをして、生涯に渡り相手を変えないと以前は思われていました。しかし、最近の研究では相手の目を盗み他のオスと交尾するメスが確認されており、夫婦以外と交尾をしない鳥類は少ないのかもしれません。

動物はいかにして自分の遺伝子を後世に残すかが最大の目的で、最も効率がよい方法がDNAに刷り込まれています。これは、全ての動物で共通していると考えるのが自然であり人間も決して例外ではありません。
自分の遺伝子をより多く効率的に残す行動は生物学上は至って自然です。複数の相手との間に子孫を残せば異なる遺伝子を持った子孫が残せますし、繁殖の機会が増える意味でも非常に合理的です。

「種の保存」や「種の繁栄」は厳密には間違いであると言われています。生物の本能は「種」ではなく「自分の遺伝子」を保存し繁栄させていくかが第一に優先されます。
その証拠に、自分以外のオスと戦い複数のメスを手にする動物もいますし、自分の子供以外を殺してしまう動物もいます。また、人間の場合で考えてみても、好意を持った相手が自分以外の異性との性交渉は不快に感じます。
このような行動や感情は「種の保存」を前提に考えれば矛盾しますが、「自分の遺伝子を残すため」と考えれば矛盾しません。
人間も決して例外ではなく、自分と他人を比べると自分の子孫の生き残りを優先しているはずです。自分の子どもと他人の子どもでは、自分の子どもをかわいいと感じ生き残る行動をとるはずです。

人間を含めた全ての動物にとって、性行為は繁殖を目的としており自分の遺伝子をいかにして残すかが最大の目的です。そのため、より優れた遺伝子を持つ相手との間に子孫を残したいと本能的に感じて行動をして当然です。
優れた遺伝子を持った相手に本能的に性行為を求めるのは自然な感情であり、浮気は生物学的に考えればは自然な行動なのかもしれません。
人間も本能を持った動物であり、本能的には浮気を求めている可能性は否定できません。

2-2 一夫多妻制を認めている国がある

日本を始めとした世界の多くの国では、男女のペアが婚姻関係を結ぶ一夫一妻制度の法律があります。
しかし、世界では異なるルールが採用されている国があります。ブルキナファソ、セネガル、ナイジェリア、マリ、ジンバブエのアフリカ大陸では、一夫多妻制を認めている国もあります。
また、イスラム教のコーランでは一人の夫は4人まで妻を持てるとされ、イスラム教の国では現在も一夫多妻制を認めている国があります。
少数ではありますが、現在も一夫多妻制を認めている国は存在しているのです。

一夫多妻制を認めている国はイスラム教を信仰している国が多く、現在の婚姻制度は宗教の考えが大きく影響しています。
また、アフリカの途上国には一夫多妻制の国が多く、先進国で一夫多妻制を認めている国はありません。
一夫一妻制は人間社会が作った制度に過ぎず、必ずしも人間の本能と一致しているとは限りません。

2-3 日本で一夫一妻制が採用されたのは明治になってから

現在の日本では一夫一妻制が常識ですが、一夫一妻制の歴史は意外にも浅く100年ほどしか経過していません。以前は日本でも異なる結婚制度があり、事実上の一夫多妻制を認めていました。
日本の歴史を見てみると、縄文時代には一夫多妻や多夫一妻が珍しくなく、弥生時代になり一夫多妻になったようです。その後は一夫多妻制の時代が続いたのですが、明治31年(西暦1898年)の法改正で現在の一夫一妻制になりました。明治31人以前は、妾(めかけ)制度を認めており日本も事実上の一夫多妻制でした。
日本が一夫一妻制度に移行したのは、女性の人権を尊重する考えやキリスト教の貞操感が欧米から伝わり影響を強く受けたと言われています。

私たち日本人にとって当たり前である一夫一妻制度は、歴史は浅く近代社会になってからできたルールでもあるのです。
一夫一妻制は男女の平等や宗教の影響でできたルールであり、必ずしも人間の本能と一致しているとは言い切れません。むしろ、法律などルールができる以前の方が、人間の本能に近い行動であったのかもしれません。

現在社会は非常に複雑であり、子供を育てるにはお金や時間が必要で夫婦が協力して生活をするのは非常に合理的です。また、ケガ、病気、老後を考えても、1人よりも夫婦2人が適している社会構造であると言えるでしょう。
現在社会では一夫一妻制は合理的な制度であり、今後も世界での標準的な考えになるでしょう。
ただし、一夫一妻制は歴史的に見れば最近になって人間が作ったルールに過ぎません。宗教や法律ができる前である原始時代のほうが、人の本能に近い行動であったのかもしれません。

2-4 不特定の相手との生殖行動は生物学的に優れている

性別が存在する生物学的な理由は「遺伝子を混ぜ合わせ多様性を高める」目的と言われています。
性別がない生物は無性生殖で子孫を残しますが、同じ遺伝子を持ったクローンの複製に過ぎず生物の多様性が生まれません。全ての個体が遺伝的に同じ性質を持つと、環境の変化やウイルスの影響に耐えられず全滅しまう確率が高くなります。
そこで、生物は個体同士でお互いに持っている遺伝子を交換し、新しい遺伝子を生み出す「有性生殖」を編み出しました。
有性生殖は遺伝子を交換し新しい遺伝子を持った子孫が作れます。親子や兄弟(一卵性の双子を除き)でも遺伝情報は必ず異なるので、遺伝子の多様性が生まれ生物学的に非常に合理的です。

「有性生殖」では、生涯に渡り特定の相手と子孫を残すより、多くの相手との子孫を残した方が遺伝子の多様性の面では有利です。また、自分の子孫を残す機会が増えると言う意味でも有利です。
実際に、一夫一妻制の動物が少ない現状を考えても、種の生存競争では不利な結果であり生物学的には適していないのかもしれません。
人も複数の異性との間に子孫を残そうとする本能があり、生殖行動に影響する恋愛感情を感じるのかもしれません。

2-5 恋愛感情が2年しか継続しない遺伝子がある

人間が浮気をする理由は、生殖行動に密接に関係している恋愛感情が影響しています。
人間は恋をすると、相手に対してドキドキしてとても幸せな気分を感じます。この恋愛感情が生まれる理由は、残念ながら「運命の人」だからではありません。
恋愛感情が生まれる理由は多くが解明されており、脳の中で起こっている現象で説明が付きます。恋愛感情は本能に基づき人の脳で作り出されている感情に過ぎないのです。

恋愛ホルモンである「フェニルエチルアミン」が脳内に分泌されると、意欲や集中力を高め快楽を感じる「ドーパミン」の濃度が上昇します。そのため、好きな人や好みの異性に対して幸せな気持ちになり、人は非常に快感に感じるため積極的に恋愛をしています。
恋愛感情は、フェニルエチルアミンと呼ばれる恋愛ホルモンにより生み出された、一種の幻覚に近い感情に過ぎないのです。

出会って直ぐや付き合い初めの男女は一緒に居るだけで幸せに感じますが、時間が経過するとドキドキ感や幸福感は失われていきます。
恋愛感情が時間がたつと薄れる理由は、恋愛ホルモンであるフェニルエチルアミンの減少が原因です。フェニルエチルアミンには麻薬に近い作用があり快感を感じているので、長期間分泌され続けると脳には好ましくありません。
そのため、時間が経過すると分泌が少なくなり、やがて分泌されなくなり恋愛感情もなくなります。分泌される期間には個人差がありますが、平均すると2年前後で消滅すると言われています。
どれだけ強く恋愛感情を感じた相手でも、2年前後で恋愛感情はなくなりトキメキも感じなくなります。

厄介なのは、フェニルエチルアミンは他の異性に対しては新たに分泌され恋愛感情を感じる部分です。
夫婦間でトキメキや幸福感を感じられなくなっても、異なる異性に対しては新たに恋愛感情を感じ人間は再び快感に感じます。
人間は配偶者以外に恋愛感情を感じる生き物であり、浮気をする原因の一つになっているのではないでしょうか?
そして、配偶者以外への恋愛感情は、人間の本能である遺伝子によって引き起こされているのです。

3 浮気を肯定できない理由

さまざまな意見や考えがあるとは思いますが個人的な意見を言わせてもらうと、人間は本能的には乱婚的な生き物と考えています。ただし、だからと言って浮気を肯定するつもりはありません。
人間の社会では多くの人が暮らしやすい社会を作るためにルールがあり、不貞行為は法律に反する不法行為に該当します。
法律以外の面で考えても、浮気は誰かを傷つけると分かっているのに行っており、決して許される行為ではありません。
人間は理性を持った生き物であり、本能的な感情をコントロールできる部分が他の生物との違いなのではないでしょうか?

3-1 人間社会にはルールがあり守る義務がある

人間社会では、多くの人が暮らしやすい社会を作るために法律があり、全ての人には法律を守る義務があります
婚姻関係にある夫婦には貞操義務が課せられており、不貞行為は民法に反する不法行為に該当します。そもそも、法律をはじめとするさまざまなルールは、作られた理由があり勝手に無視してよい訳ではありません。
人間社会がルールを守らない人ばかりになってしまえば、争いやトラブルが絶えず住みにくい社会になってしまいます。
暮らしやすい社会を作るために法律があり、全ての人には法律やルールを守る義務があるのではないでしょうか。

3-2 浮気は誰かが必ず傷つく行為である

浮気は最終的に配偶者や浮気相手を傷つける行為であり、他人を思いやる気持ちがあれば浮気をしません。また、浮気は過失で起こってしまうものではなく、本人の意思で故意に行っているはずです。
浮気相手と結ばれれば配偶者を不幸にしますし、あなたの子供の心も不幸にする可能性が高いです。もう一つの選択である浮気相手と別れを選んでだ場合でも、浮気相手を傷付けることになるでしょう。
また、自分の家庭だけでなく浮気相手の家庭を壊す可能性があり、何の罪もない浮気相手の配偶者や子供も不幸にしてしまいます。
さらに、配偶者と浮気相手の両方の関係を永遠に続けるのは難しく、いずれはどちらかと別れる必要があり浮気した本人も悩むでしょう。
浮気をすれば誰かを必ず傷つける結果は避けられず、身勝手な欲望での浮気は許される行為ではありません。

3-3 動物とは異なり人間は理性を持っている

夫婦生活が長くなれば、一度や二度は配偶者以外の異性に好意を抱く経験は誰にでもあるかもしれません。また、配偶者以外の異性から好意を持たれた経験がある人も多いでしょう。
しかし、多くの人は理性が働き、浮気を避ける行動を取っているのではないでしょうか?また、配偶者以外の異性から好意を持たれない行動を取っている人も多いと思います。
人間に浮気を求める遺伝子があったとしても、人間は動物とは違い考えて行動ができる能力があります。人間は本能に基ずく行動を理性によってコントロールができる唯一の生き物なのです。
浮気は多くに方に迷惑を掛け周りを傷つけると人間は理解できるはずです。
大切な人や親しい人の気持ちを考えず自分の欲求を満たす浮気は、人の気持ちを考えない自己中心的な行動で決して許されません。

3-4 人間社会では一夫一妻制が適している

人間が社会で生きて行くには、一夫一妻制が適しているのではないでしょうか。
人間の社会は非常に複雑な仕組みで成り立っており、一人で生きるよりも夫婦が協力して生活をする多くのメリットがあります。
人間の子どもは自立するまでに多くの時間やお金が必要で、両親が協力しての子育ては非常に合理的です。また、子どもの健やかな成長のためにも両親からの愛情が大切です。
子育て以外でも、夫が家計を支え妻が家事を担当し協力ができますし、病気やケガをしても夫婦で支え合って生活ができます。
実務的なメリットだけではなく、心の通じ合った夫婦は精神的な安らぎが得られ、より充実した人生が過ごせるのではないでしょうか。
一夫一妻は人間が生きていく上で非常に適した制度であり、現在の人間社会では一夫多妻制の婚姻制度は適さないでしょう。

4 まとめ

浮気をするさまざまな理由があり、その一つに人間には浮気を求める遺伝子があるのかもしれません。
遺伝子は、簡単に行ってしまうと生物の設計図であり、全ての生物は遺伝子の影響を受けています。そして、遺伝子は姿や形を作り上げる情報のみではなく、感情や欲求など行動に関わる情報も含まれています。
生物最大の目的である生殖行動に影響する恋愛感情や性欲も、遺伝子の影響を受けている本能的な行動と考えるのが自然です。

人間以外の動物を見てみると、一夫一妻である動物は非常の少数派であると分かります。自分の遺伝子を後世に残していくかを考えたときに、最も合理的な方法が遺伝子により引き継がれ行動している結果です。
多くの生物が一夫一妻制は不利と判断した結果かもしれませんし、一夫多妻制の生物が生き残れなかった結果なのかもしれません。

日本では一夫一妻制が当たり前ですが、わずが100年前までは異なる婚姻制度がありました。また、世界では現在も一夫多妻制の婚姻制度を認めている国があります。
一夫一妻制は人が作った制度に過ぎず、人間の本能と必ずしも一致していないのかもしれません。

浮気と密接に関係している恋愛感情は、同一の異性に対しては2年しか継続ができませんが、異なる異性には新たに恋愛感情を感じます。この理由は遺伝による影響であり、浮気をする一つの原因になっているのではないでしょうか。
人間の遺伝子に配偶者以外の異性に対し恋愛感情を感じる遺伝子があても浮気を肯定できません。
浮気は多くの人を傷つける結果になると簡単に想像できますし、人間は理性があり欲望をコントロールできる生き物でもあります。
他人の気持ちを考えず自分の欲望を優先させる浮気は、決して許される行為ではないのではないでしょうか?

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